粒子の種類に応じて、表示の設定を行います。
板表示用の表示設定の詳細も、球の場合とほとんど同一ですが、違いなどはページの下に追記してあります。>>
球の設定
左上のエディットボックスで、粒子の種類の名前を変更できます。
- 粒子の色設定
- 粒子の色を決定します。
光のあたっている粒子と、影>>の中にいる粒子はそれぞれ別の色設定を持っていて、影を表示する場合には、光源との位置関係に応じて使い分けて表示されます。
>>色設定
環境色の統一、全統一を押すと、前者の色設定を後者にコピーします。
変数[float]依存によって、粒子個別の変数[float]に応じた色の変化をつけることが出来るようにする予定ですが、現時点で機能の一部が未完成です。
- 通常テクスチャ
- テクスチャを選べます。また、不透明度(α値)の情報をもつテクスチャの場合、張り方を2種類設定できます。
- DECAL : 不透明な球体の上に、不透明度情報を持った絵を貼り付ける形になります。テクスチャの透明な部分は、球体の地の色が見えることになります。
- MODULATE : テクスチャの不透明度に応じて、球体自体が透明になります。テクスチャの透明な部分は後ろが透けて見えるようになります。
- 無し:テクスチャを使用しません
- 特殊テクスチャ
- 特殊装飾用のテクスチャを選びます。原始地球の夜の側に光る溶岩などを表現するためについている機能ですが、まだ機能の編集ができません
- 不透明度
- 半透明を使うための機能です。半透明を表現するためには、遠くのものから手前のものまで順番に描画する必要があるため、描画オプションのzソートをオンにしておく必要があります。
- 物質の表現 : 通常に描画します。普通はこの状態を使います。
- 発光体の表現 : 画面にものを描き込んでゆく時に、背景の色にどんどん加算してゆきます。星などの発光体を表現するときに使います。
不透明度の基本値は表示される最大値になっています。この最大値に対して、粒子の半径などによる補正を行えます。
例えば、質量一定の optically thin なSPHガス粒子の場合には、物質の密度は半径の-3乗のべきで変化します。
また、視線上の厚みは1乗で変化するので、半径の-2乗(逆2乗)で不透明度を変化させれば、optical depthを近似的に表現できることになります。
この場合、基準値を0.1に設定した場合には、最大不透明度にmin[1, (radius/0.1)-2]の補正をかけたものが不透明度になります。
このほか、粒子に固有の変数[float]に密度を当てはめた場合などに、変数[float]と半径の両方に比例させる場合などが考えられます。
- 倍率
- 倍率を変化させます。
半径の代わりに質量などを入力してある場合など用に、3乗根などを基準にもできます。
半径情報の無い(半径に0をいれた)データなどの場合には
1を基準にして、スライダーで大きさを決定します。
- Polygon Level
- 球を何ポリゴンで表示するかを設定します。
- SHADOW MAPへの書き込み
- 影>>の描画法のうち、Mapping法で Shadow Mapping Window への描き込みを行うかどうか決定します。
- DEPTH TEST処理有り
- 障害物より後ろにあるものを隠す処理です。半透明な物体などが混じっている場合などに、稀にこの処理を行わないほうが綺麗な画像を得られる場合もあるので、ON/OFFを変更できる機能をつけました。通常はONにしておきます。
板表示用設定
板表示(Bill board)は、SPH計算などの半透明のガス粒子を表示するときや、粒子数が非常に多くて球や点で表示を行うとごちゃごちゃしてしまうときに使います。
基本的に半透明の板を多数表示することで、ガス状の物体の表現を行います。
半透明を表現するためには、遠くのものから手前のものまで順番に描画する必要があるため、描画オプションのzソートをオンにしておく必要があります。
粒子の色設定における環境、散乱等の色設定はそれぞれ後方散乱、前方散乱の色合いに対応させる予定です。現状ではまだ「なんちゃって」の機能しかついていません。色設定の「環境色」が板表示の基本の色になります。
テクスチャは、基本的に透明度情報(αチャンネル)付きのものを使ってテクスチャの設定をMODULATE(半透明の表示をする)にしないと、左の図のように実は四角い板で表示していることがばれてしまって悲しいことになります。
表示する板の縦横の長さ(の半分)は粒子半径に対応させています。例えば粒子半径をSPHのカーネルの大きさに設定したとすると、実際はカーネル半径よりも少し広がったガスを表示したいことになるので、1より大きな倍率を設定することになります。
Polygon Levelは板を表示するときには意味を持ちません。
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