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天の川銀河(平面版)

夜空に横たわる天の川とはなんでしょう。天の川の正体を探り、宇宙の始まりまでさかのぼってコンピュータ・シミュレーションによる銀河の誕生を見てみましょう。

※この映像は、国立天文台と共同研究者であるコニカミノルタプラネタリウム(株)、(株)五藤光学研究所が共同で制作したドーム投影用番組の「天の川銀河」を、平面用に変換した映像です。 これらの番組のドーム投影用映像の優先配給権は、コニカミノルタプラネタリウム、五藤光学研究所が有しています。

シーン解説
図1

夜空に横たわる天の川の正体とはなんでしょう。

図2

天の川は私たちの太陽系を含んだ星の大集団、銀河系を内部から見た姿です。円盤の形をした銀河系を内側からみているので、星の濃い領域が川のように見えているのです。

図3

宇宙には銀河系のような星の大集団、銀河は数多く存在します。その起源を探るコンピュータ・シミュレーション映像を見て見ましょう。

図4

生まれたばかりのときにはほとんど一様だった宇宙は、重力によって物質の濃い部分はますます濃くなっていきます。こうして物質の濃くなった場所で、星が大量に生まれて銀河が生まれてゆきます。参照:宇宙の大規模構造

図5

次に、個々の銀河が誕生していく様子のコンピュータ・シミュレーションを見てみましょう。やはり星の材料となるガスの雲に、重力によって濃淡が生まれています。

図6

小さな星の集団が次々と合体して大きく成長していきます。初期のガスの雲がもっていた回転の勢いによって、星の集団も回転し、遠心力で平たくなっています。

図7

数十億年計算を進めると、円盤状の星の大集団、銀河が形成されました。周りに残っている星の集団との相互作用によって、腕状の構造が発生しています。参照:宇宙の大規模構造

図8

こうした銀河のダイナミックな営みは、今もなお続いているのです。

映像化詳細

この映像のシミュレーション部分は主に「宇宙の大規模構造」の映像をさらに再調整して製作されたものと「渦巻銀河の形成ver.3 」を用いています。

映像クレジット

(c) NAOJ 4D2U Project
この映像作品は文部科学省科学技術振興調整費産学官共同研究の効果的な推進プログラム実施課題「4次元デジタル宇宙映像配給システムの構築」の一環として製作されたものです。クレジット詳細は映像内のクレジットを参照ください。

リリース情報

2007.11 平面用映像ストリーミング配信開始

個人や学校教育での利用は自由です。クレジットの明記をお願いします。
博物館等での展示・上映および、映像番組・出版物などでの利用は事前の申請が必要です。
詳しくは利用規程をご覧ください。