3面シアターの紹介

3面シアターは、4D2Uドームシアターの正面玄関左奥の建物に移設されています。
ドームシアターが完成するまでは、こちらのシアターが一般公開に使用されていました
壁を移動して拡大した時の3面シアター全景です。
最大20+α名ほどの収容が可能です。
開発時には壁を閉じておくので、普段はもっと狭い状態です。
シアター設備の模式図です。
6台のプロジェクターを使って、右目用・左目用の映像を3面偏光スクリーンに投影します。
屏風状に広がる3面スクリーンを利用しているので、視野の広い部分に映像を写すことができ、かなりの没入感を実現できます。
3面スクリーンです。
一見普通のスクリーンですが、偏光を壊さないシルバースクリーンと呼ばれるものを使っています。
スクリーンは各180x180cm2あります。手前に立っている、偏光メガネをかけた研究員と比較すると大きさが分かります。
投影中の写真です。
月の起源のムービーを投影しています。
右目用映像と左目用映像が重なって見えています。
これを偏光メガネを通して見ることで、立体的に見ることができます。
偏光メガネは、光の性質に応じて光を通したり、遮断したりする働きがあります。 左目用の映像だけを左目に、右目用の映像だけを右目に通します。
開発部隊の皆さんで、偏光メガネをかけてはいポーズ。
投影の仕組みです。
1スクリーンにつき、2台のプロジェクターで投影しています。
これらは通常のプレゼンテーションなどに使用されるDLPプロジェクターで、動かないようにがっちりねじ止めしてあります。
プロジェクターには偏光板と、遮光板が取り付けてあります。
スクリーン裏には偏光を壊さない特殊な鏡が置いてあります。
部屋が狭いので、鏡を使って空間を有効利用しています。
画面左は初代投影制御用PCです。現在は投影からは引退しています。
現在の投影制御用PCです。
CPU3.2GHz、メモリー1GB、GeForce4を搭載した自作機です。皆で手分けして組み立てました。