ブーリアンフィルターは、範囲外の粒子を隠すといった操作を行うことができます。
フィルターの名前は、3DCG等で使うブーリアン演算によるモデリング操作に似ているためにブーリアンという名前をつけました。
Zindaiji3 では、「Intersect」、「Difference」、「Add」の演算が実装されています。
ブーリアンフィルターは、断面図を表示したい時などに使えます。
「Intersection」を使うと、領域外に存在する粒子が表示されなくなります。
「Add」演算を使うと、他の演算で隠された領域の粒子を再度表示されるようにすることができます。
上の図は、大きい箱で「Intersect」を用いて、その後小さい箱で「Add」演算を用いた例です。
時折、はやく振動している粒子などが領域を出たり入ったりすることで、明滅を繰り返して見づらくなることがあります。
「Border」パラメーターに0以外の値をいれると、境界の周囲の粒子を距離に応じて半透明に表示するようになるので、この問題が軽減されます。
「Difference」演算は、領域の内部を隠すという処理を行います。
現時点では「Box」形状のみ実装されています。いずれ球や楔形といった他の形状を導入するつもりでいます。
T, R, S の3つのパラメーターは "Translate"(平行移動), "Rotation"(回転), and "Scaling"(拡大縮小) を表しています。
位置や大きさは、光源などと同様にマウスで操作も行えます。
*注意: 現時点で回転操作には対応をしていません。*