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Mitaka バージョン 1.5.1 リリース

2019年1月24日 Mitaka

4次元デジタル宇宙ビューワー「Mitaka」の最新版となるバージョン 1.5.1 と、バーチャルリアリティ用の「Mitaka for VR」バージョン 1.5.1 がリリースされました。ダウンロードは Mitaka:ダウンロード より。

以下では、今回追加された新しい機能をご紹介します。

惑星・月などの位置が長期間にわたって高精度に
図1
図2
図3

惑星や月の位置計算モデルや、地球の摂動モデル、太陽の位置などに長期間・高精度のものを導入し、これまでよりも長期間にわたって惑星・月の位置関係によって起こる天体現象を正しく再現できるようになりました。日食・月食であれば、だいたい紀元前2000年から西暦3000年の間は再現することができます。

※(1/25追記)皆既食・金環食が起こった場所などについては、過去や未来の地球の回転の状態が正確にはわからないため、正確に再現できないことがあります。(西暦1年ごろは経度にして1度、紀元前1000年ごろは3度ぐらいの不定性があります)

Hαの全天データが高解像度に
図4
図5

主に赤い輝線星雲から放射されるHα線(電離水素が放つ光)の全天での分布の表示が、高解像度のものになりました。

注目の太陽系小天体の軌道とリュウグウの3Dモデルを追加
図6
図7
図8
図9

小惑星探査機 OSIRIS-REx のターゲット天体である小惑星「ベンヌ」、冥王星探査機 New Horizons の第2のターゲットであるカイパーベルト天体「ウルティマ・トゥーレ」、すばる望遠鏡で発見された遠日点 2300 au の太陽系外縁天体「2015 TG387」(通称:ゴブリン)の軌道を追加。さらに小惑星探査機「はやぶさ2」のターゲット天体である小惑星「リュウグウ」の立体モデル(低解像度)も搭載されました。

系外惑星探索衛星「テス」(TESS)の3Dモデルと軌道を追加
図10
図11

2018年4月に NASA が打ち上げたトランジット系外惑星探索衛星「テス」の 3D モデルと軌道が追加されました。

その他、修正などが行われています。更新履歴の詳細は以下をご覧ください。ぜひ、最新版をお試しください。

Mitaka:更新履歴